読書離れの時代でも変わらぬ価値!若者に伝えたい厳選3冊

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近年、若者の「読書離れ」が日本で問題視されています。

確かに、カフェに行っても電車に乗っても、書籍を手にして本を読んでいる姿はここ5年間でグッと下がったような気がします。

実際に私の周りの友達に聞いても、日々読書をする人が減ってきています。

しかし、本当に

「日本の若者は、読書から離れてしまったのでしょうか。」
「仮に、読書離れをしているのであれば、どんか解決策があるのでしょうか。」
「読書をしている若者はどれくらいなのでしょうか。」
「若者が読書から離れた原因・理由を知りたい!」
「読書離れしている若者のために、おすすめの本を教えて欲しい…」

など、さまざまな疑問が湧いてきます。

今回は、若者の読書離れに関するありとあらゆる疑問を解決し、私なりの考察と解決策を出しました。

主観だけでなく、しっかりとエビデンスを入れ客観的な考察も含めて記事を書きました。

難しい専門的内容も、画像を入れて中学生でもわかるように解説いたしましたので、ぜひ読んでみてください!

それでは、参ります。

目次

そもそも若者は、読書をどれくらいしているのか?


出典元:第55回学生生活実態調査 概要報告|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)

まず、これから話す「若者」の定義として

若者=大学生

と定義させていただきます。

そして、上記の画像(全国大学生活協同組合連合会が21,846名の大学生から得た調査)によると、

およそ50%の大学生が

「1日に1分も本を読んでいない」

という結果がでました。

そして2013年頃から急激に、読書時間が1日に0分という若者が上昇しています。
これは、読書離れがここ7年で進んできているといっていいでしょう。

最近見た、最もショッキングな数字は、大学卒業までに読むテキストの量の日米比較で、米国の大学生は4年間で400冊読むのに対して、日本の大学生はわずか40冊しか読んでいないということらしいです。本を読んで理解するというのは、スポーツでいえば筋力トレーニング。その基礎的なトレーニングが、日本人は圧倒的に少ない。

引用元:結局、日本人は努力の総量が足りない

アメリカの大学生は、4年間に400冊もの本を読むというデータがあるのに対して、日本の大学生は、4年間に100冊しか読まないというデータもあります。

なぜ、読書離れを若者が引き起こしてしまったのか?

日本の若者は、なぜ読書離れを起こしてしまったのでしょうか。考えられる理由を3つ紹介します。

インターネット検索により「答え」がすぐに得られるようになった

インターネットが普及する前までは情報を収集しようと思ったら、本を読むしかありませんでした。しかし、今はスマホで検索すればすぐに答えが返ってきます。

例えば、昔は「企業のHPを作りたい!」と思ったら図書館行って専門書を読み漁るか、書店に行って参考になりそうな本を書いまくるしか方法はありませんでした。

しかし、今ではGoogleやYahooに「HP 作り方」と検索をしたら

このように、すぐに答えが返ってきます。本当に便利な時代になりましたね。

こちらの画像は、Googleで検索したのですがGoogle検索の上位5つのサイトをパラパラと見れば、HPの作り方なんかすぐに理解できちゃいます。

現代の人たちは、正解を知りたかったらインターネット検索をするので本を読む必要がなくなりました。

よって、インターネット検索が読書離れを引き起こしてしまう理由の1つとなるのです。

2013年頃からLINE・SNSが爆発的に普及

出典元:2013年世の中こんなだった!ソーシャルメディア関連13トピックまとめ

2つ目の大きな理由として、LINEやSNSの爆発的な普及が理由として考えられます。

LINEとは、無料で電話とチャットができるアプリケーションのことで2013年には全世界ユーザー1億人を突破しました。

2013年から急激に若者の読書離れがすすんだので、LINEの普及は若者の読書離れに大いに関係あると考えられます。

出典元:ICT総研|市場調査・マーケティングカンパニー

加えて上の画像の通り、日本におけるSNS利用者も2013年頃に「50%の過半数」を超えています。

LINEとSNSによって利用者の自由に使える時間(可処分時間)が奪われてしまっている可能性が高いです。

つまり、自由に使える可処分時間が奪われているということは、必然的に読書をする絶対時間も減っているということになります。

その結果、LINEとSNSの普及が若者の読書離れを引き起こしている理由につながるのです。

本以外のエンターテイメントが増えてきた

3つ目は、本以外のエンターテインメントが増えてきたということです。
インターネットが普及する前の読書の意味合いは、情報収集だけの意味ではなく、エンターテインメントの意味合いも今よりも多かったと私は考えます。

実際に「暇つぶしで本を読んでいる人」や「この人が書く小説がおもしろい」などを理由に、エンタメ要素として本を読んでいる人が多かったのではないでしょうか。

しかし、今エンタメサービスはNetflixやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスもありますし、InstagramやTwitter・YouTubeなどのSNSもあります。

おまけに、パズドラなどのおもしろいスマホゲームが数えきれないほどあります。

つまり、テクノロジーの力で「私たちの可処分時間を奪うサービス」が大量に存在しているのです。

だからこそ、読書にエンターテインメント要素を求めていた人たちがどんどん離れていったのだと考えます。

その結果、若者読書離れがすすんでしまったのです。

たしかに一度冷静に考えてみれば、世界中の天才たちが「自分たちのサービスへいかにあなたの時間を割いてもらうのか」を常に考えてアプリを開発しています。

だから、あたりまえに面白いに決まっているんです。

私もNetflixやYouTubeなんかは、毎日見ていますもん。w

しかし、エンタメサービスに毒されていたら、日本は危ないです。日々、脳を使わず非生産的なことばかりの人生を過ごしていては成長しません。

このあとは、どうすれば若者の読書離れを減らすことができるのか、私なりに考えました。ぜひご覧下さい。

どうすれば、若者の読書離れを減らすことができるのか?

私は若者の読書離れを減らすためには、2つの解決策があると考えます。

読みやすい漫画からストーリーを学ぶ

インターネット検索では、正解しか見つけることができません。
しかし、書籍は正解だけでなく、その正解までに至るストーリーを学ぶことができます。

「漫画を読むとバカになる」
「漫画をたくさん読んでいる人は、頭が悪い」

日本は、漫画大国なのに関わらず、漫画を読むことに対しての偏見があります。

私は、そんなことを気にせず、どんどん漫画は読んだ方が良いと考えています。

漫画は、書籍と比べると情報がストーリー化されていて、活字も少ないので読書が苦手な人にとっては、非常に読みやすいです。

私もビジネスの専門書や歴史的文献などの難しい内容の書籍を読むときは、必ず漫画から入ります。

「漫画でわかる◯◯」という本を買って、全体像を理解することから始めるのです。その後に、専門書を読むと非常にイメージがしやすくなります。

少年漫画などが幅広く普及している日本にとっては、とてもおすすめの学習方法なのです。

SNSなどのエンタメアプリケーションに時間制限を設ける

2つ目の解決策は、SNSなどのエンタメアプリケーションに時間制限を設けるという解決策です。

はっきり言って、今の時代SNSをやめる。SNSを一切しない。などの生活は若者にとっては、かなり難しいのではないかと考えます。

「友達との話題が合わない」
「最新トレンドを理解できない」
「SNS上での会話ができない」

などの問題が出て、過ごしづらい生活を送る可能性があるからです。

だからこそ、極端にSNSをやめるのではなく、正しい距離感で扱うのが重要なのです。

私自身もなるべくSNSを無意識で見ないためにiPhoneでアプリ制限をしています。
Instagram・TikTok・YouTube・Twitterは1日合計20分しか使えないように設定しています。

その結果、非生産的な時間が少なくなり、このようにブログを書いたり、読書をしたりと生産的な時間を確保できるようになりました。
SNSに依存しないためにも、しっかりと自分自身をマネジメントできるような仕組みを考えることはこれからの人生を豊かにするためにも重要なスキルです。

ぜひ、あなたもチャレンジしてみてください。1日で自分自身の変化に気づけますから。

読書離れが加速している現代だからこそ若者に読んで欲しい厳選3冊

私自身、これからも読書離れは加速していくと考えています。面白いエンタメサービスはこれからどんどんリリースされていくでしょう。

しかし、ここで今一度、書籍の良さをあなたに伝えたい。そこで、私が読書の良さを再確認するために読んだ本を3冊紹介させてください。

この3冊は、私の読書人生に大きな影響を与えた本たちです。

「なぜ、今本を読む必要があるのか」
「本を読む意味は、何なのか」
「読書によって得られるメリットは何なのか」

など、本質が描かれている書籍たちです。ぜひ、一度読んでいただきたいです!

レバレッジリーディング


この本を読んで、私は本を読む冊数が2倍増えました。

なぜなら、この本は読書に関する原理原則が書いてあるからです。

  • 本の80%は読まなくていい
  • 一度読んだ本は二度と読まない勢いで読む
  • 本は行動するためにある

などの目から鱗の考え方ばかりです。

あなたもレバレッジリーディングを読んで、読書の原理原則を理解しましょう。

本を読む人だけが手にするもの

この本は、元リクルートの藤原和博さんが書いた本になります。

  • 本を読むと何が得するのか
  • 読書をするとどんな風に役に立つのか
  • 成熟社会で生き残るためには

などこれからの時代を切り開くための方法が書かれています。

加えて、本嫌いの人でも読書習慣が身に付く方法も説明しています。読書初心者でも読みやすくなっているので、一度手にとって読んでいただきたいです。

これからの時代を生きるための知恵を得ることができますよ。

あなたもいままでの10倍速く本が読める


こちらの本は、マーケティングの神様で有名の神田 昌典が書いた本になります。

フォトリーディングと言われる、読書方法に関する内容が書かれており、私の読書人生を加速させた一冊になります。

ワーク形式でフォトリーディングの方法が載っているので実際に読みながら実践していくスタイルの書籍になります。

この本を読んでから、私は読書に要する時間が2分の1になりました。その結果、生産性の高さを維持しながら、高密度の情報を得ることができています。

時間がない現代だからこそ、本で欲しい書籍です。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、日本人の若者の読書離れについて解説しました。

簡単に今回の記事をまとめると

若者の読書離れ3つの理由

  • インターネット検索により「答え」がすぐに得られるようになった
  • 2013年頃からLINE・SNSが爆発的に普及
  • 本以外のエンターテイメントが増えてきた

若者の読書離れを解決する2つの施策

  • 読みやすい漫画からストーリーを学ぶ
  • SNSなどのエンタメアプリケーションに時間制限を設ける

になります。

今回の記事は、非常に情報量も多く参考記事も多いので読むのに多くの時間がかかったと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

私は、18歳から本格的に読書をし始め、今では「趣味の読書」から「仕事」に変わりつつあります。

読書に魅了されて今まで生きていました。読書によって人生が変わった私だからこそ、あなたに読書の魅力を伝えたいです。

今現時点で本が嫌いでも、活字が苦手でも良いです。簡単な書籍から読み始めて、少しずつで良いので、読書を好きになって欲しいです。

まだまだ読書に関する情報を発信し続けるので、ぜひ読んでください。ありがとうございました。

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メディア運営者

Geki-Atsu.comで「読書」「おすすめの本」「情報収集」など本に関する情報を中心に書いています。本が苦手な人、本が嫌いな人が少しでも本を好きになってくれるようにコンテンツを制作しています。日本の読書離れを無くすために情熱を持ってコンテンツ作りに励んでいます。ぜひ、私の読書に対する熱いバイブス感じてください!

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